平和を願う反戦歌・・・「イマジン」   「何言ってんだぁ〜(ラブ・ミー・テンダー)」   「教訓T」
 たくさんのフォークシンガー、ミュージシャンが「戦争」・「平和」について、また最近では「核」や「政治」について、楽曲を通じてメッセージを送っている。
 残念ながら、止むことのないテロや戦争。それらに派生する数々の法案。生活の便利さと引き替えにやってきた環境破壊や原発事故。それらについて、少し考える時間を持ってみるのもよいのではないでしょうか?・・・ということで、歌詞を紹介します。
 
「イマジン」  by John Lennon
 もう何百回聞いただろう?イマジンを....全世界では何千億回聞かれているだろうか?
なんと30年も前の曲だが、色あせることがない。
人類の平和を願った歌だけど、悲しいかな30年を経てもなおイマジンの願いは届かない。

 でもきっといつかは....と、イマジンは永遠に問いかける。
米国テロ後、放送自粛にもなったイマジンを改めて聞いてみよう。  
(WEBページから引用)
 
Imagine there's no Heaven
It's easy if you try
No Hell below us
Above us only sky
Imagine all the people
Living for today...

Imagine there's no countries
It isn't hard to do
Nothing to kill or die for
And no religion too
Imagine all the people
Living life in peace

You may say I'm a dreamer
But I'm not the only one
I hope someday you'll join us
And the world will be as one

Imagine no possessions
I wonder if you can
No need for greed or hunger
A brotherhood of man
Imagine all the people
Sharing all the world

You may say I'm a dreamer
But I'm not the only one
I hope someday you'll join us
And the world will live as one
想像してごらん 天国なんて無いんだと
ほら、簡単でしょう?
地面の下に地獄なんて無いし
僕たちの上には ただ空があるだけ
さあ想像してごらん みんなが
ただ今を生きているって...

想像してごらん 国なんて無いんだと
そんなに難しくないでしょう?
殺す理由も死ぬ理由も無く
そして宗教も無い
さあ想像してごらん みんなが
ただ平和に生きているって...

僕のことを夢想家だと言うかもしれないね
でも僕一人じゃないはず
いつかあなたもみんな仲間になって
きっと世界はひとつになるんだ

想像してごらん 何も所有しないって
あなたなら出来ると思うよ
欲張ったり飢えることも無い
人はみんな兄弟なんだって
想像してごらん みんなが
世界を分かち合うんだって...

 
 
 
「何言ってんだぁ〜(ラブ・ミー・テンダー)」  by 忌野清志郎 訳詞 
  今はなき「RCサクセション」のボーカル忌野清志郎さん。彼が、メインバンドとは別に「タイマーズ」なるネーミングのバンドのボーカルとしても活動していた。その当時に発表されたCover曲である。「核」や「放射能」・・・当時、歌詩が過激であるとの声も聴かれたが・・・彼は信念を持って歌い続けていた。楽曲のオリジナルは、エルビス・プレスリーの曲としても著名な「ラブ・ミー・テンダー」である。

 オリジナル歌詞: E. Presley& V. Matson   替え歌詩: 忌野清志郎

何言ってんだー、ふざけんじゃねー
核などいらねー
何言ってんだー、よせよ
だませやしねぇ
何言ってんだー、やめときな
いくら理屈をこねても
ほんの少し考えりゃ俺にもわかるさ

放射能はいらねえ、牛乳を飲みてぇ
何言ってんだー、税金(かね)かえせ
目を覚ましな
たくみな言葉で一般庶民を
だまそうとしても
ほんの少しバレてる、その黒い腹

何やってんだー、偉そうに
世界の真ん中で
Oh my darling, I love you
長生きしてえな

Love me tender, love me true
Never let me go
Oh my darling, I love you
だまされちゃいけねぇ

何やってんだー、偉そうに
世界の真ん中で
Oh my darling, I love you
長生きしてえな


 
 
 
「教訓T」  by 加川 良
 戦争に行くな!逃げなさい!加川良さんがこの歌をはじめて人前で歌われたのが、1970年8月8日。岐阜県中津川で開催された「全日本フォークジャンボリー」でのことである。

 非国民の精神・・・フォークシンガー加川良氏
 私たちの「美しい国へ」、「教訓T」死ぬまで歌う。
 政治なんて分かりません。でも、服従はしない。それぞれを認め、愛する。
 それが僕の「美しい国」                  
(2007年 東京新聞より)
 
 命はひとつ 人生は1回
 だから 命をすてないようにネ
 あわてると つい フラフラと
 御国のためなのと 言われるとネ
 青くなって しりごみなさい
 にげなさい かくれなさい


 御国は俺達 死んだとて
 ずっと後まで 残りますヨネ
 失礼しましたで 終るだけ
 命の スペアは ありませんヨ
 青くなって しりごみなさい
 にげなさい かくれなさい

 死んで神様と 言われるよりも
 生きてバカだと いわれましょうヨネ
 きれいごと ならべられた時も
 この命を すてないようにネ
 青くなって しりごみなさい
 にげなさい かくれなさい


 青くなって しりごみなさい
 にげなさい かくれなさい


 青くなって しりごみなさい
 にげなさい かくれなさい
 
 
 
「戦争」  by Eさん(ぶどうの木LIVEにて)  高田 渡さん「値上げ」の替え歌
 ぶどうの木LIVEのお仲間であるEさん。かつて、会場でTさんが歌われた「値上げ:高田 渡」に共感され、いつかは自身で歌ってみたいと思われていたようです。
 くしくも国会で「安全保障関連法案」について議論されているとき、安倍政権へ物申したい・・・とLIVEで披露され、多くの方々から賞賛されることとなりました。
 原曲は「値上げ」。本歌詞は「値上げ」を「戦争」に置き換えてあります。

 オリジナル歌詞: 有馬敲(曲:高田 渡)   替え歌詩: Eさん
 
  戦争は ぜんぜん考えぬ
 年内 戦争は考えぬ
 当分戦争はありえない
 極力 戦争はおさえたい
 今のところ 戦争はみおくりたい
 すぐに 戦争を認めない
 戦争があるとしても 今ではない
 なるべく戦争は さけたい
戦争せざるを得ないという声もあるが
戦争するかどうかは 検討中である
戦争も さけられないかもしれないが
まだまだ 時期が 早すぎる
戦争の時期は 考えたい
戦争を 認めたわけではない
すぐに戦争は したくない
  戦争には 消極的であるが
  年内 戦争も やむを得ぬ
  近く 戦争も やむを得ぬ
  戦争も やむを得ぬ
  戦争に ふみきろう